1949年に中華人民共和国を建国した中国共産党はチベットの併合を進めました。1959年にチベット動乱が起こり、チベット人の心のよりどこであるダライラマ法王14世はインドへ逃れて、亡命政府を樹立しました。その後、ダライ・ラマ14世は「高度な自治」を訴えていますが、中国政府は、国の分裂を図っていると非難しこれを認めていません。2008年には、チベットで大規模な暴動が発生し、中国がチベットで暴力的な弾圧を行い、締め付けは強化されました。2009年以降、中国政府に対し、抗議の意思を示すための焼身自殺による抗議の連鎖が続いています。